いまさら記事第2弾
今年夏に行われた富山ジュニア勢と3棋士(下島八段、大表三段、長徳三段)とのネット対局の報告です。 こちらも廣田会長の想いのこもった記事をお楽しみください。
棋士にチャレンジ
令和3年8月22日~
今夏、開催されたジュニアたちの全国大会は、高校生は、個人戦と団体戦両方が行われたが、小・中学生は個人戦だけだったのは残念。
それでも念願の代表になって、出場できた人はまだ良かったが、(コロナ下にあり、致し方ないことだが)かなり多くの代表者たちが出場を断念せざるを得なかった。
また参加したとしても、本人はもとより、特にご家族の方も、大会中だけでなくその後のかなり長い自粛期間も含めて、気が気ではなかったと思う。
参加した人たちも不参加を決めた人たちにとっても、本当に気の休まらない夏だったことだろう、ご苦労様でした。
大会に同行された保護者の観点からのレポートは当ブログ「あさとの夏」に詳しく掲載されているので、ぜひご一読ください。
記事はコチラ
当地でも、高校生1名、中学生1名、小学生2名は不参加となった。
みなさん、大会直前まで情勢をみながらの苦渋の決断だった。
ともあれ、無事に大会は終了した。が、夢にまで見た全国大会、不参加だったジュニアたちは寂しい思いをしていることだ。
そんな彼らを少しでも元気づけられないか、ということで企画したのが「棋士へのチャレンジ」。
代表者たちは下島陽平八段、大表拓都三段、長徳徹志三段の三棋士とそれぞれ1局ずつ、計3局ずつ対局する。
そしてちょうどよい機会なので、代表にはなれなかったが、希望するジュニアたちも、好きな棋士と1局指導碁をプレゼントすることにした。期間は9月末までの約1か月半。
棋士のみなさんも、みなさんジュニアの時には、全国大会を経験している。
中でも大表三段は、中学生、高校生で全国大会の優勝者だ。
きっと対局の中で、有意義なアドバイスもしてくれることだろう。
同時に棋士のみなさんも今でも十分にお若いが(笑)ジュニアたちの元気の良い碁を相手にして、気持ちがリフレッシュできればなお幸いだ。
ただ、まだまだネット対局は浸透していないのか、筆者が期待していたよりは希望者が少なかったのは少々残念だった。
が、それでも代表者たちレベルは、「先で逆コミ30目」を中心にして全30局ほど、それぞれ有意義な手談を交わせたのではないだろうか。掲載した棋譜に彼らの強い想いがこもっているように見える。
ジュニア年代で高段者レベルに達したことは本当に素晴らしい。
彼らの並々ならぬ努力に敬意を表したい。
筆者などは、小学生の頃に囲碁に出会っていたが、高1の春にようやくシチョウを覚えたレベルだった。それでも今以上にもっと高みを目指したいときは、まだまだ勉強しないといけないのだろう。強くなるための方法をうかがったので、紹介しておきたい。
大表三段「囲碁が好きでいることが一番。そのうえで詰碁を頑張ってほしい。初手を当てるだけでなくその後の読みを鍛えて、(基本問題で良いので)問題を見ると瞬時に手順が浮かぶような練習を繰り返すと良い」
長徳三段「自分の打った碁を打ちっぱなしにしないで、振り返るとよいと思います。自分が小学生の頃は、碁会所で打った碁をほとんどすべて自宅に帰った後、棋譜につけていました。今でもノートが何冊も残っています」
記事: 廣田 徹
■各年代のジュニアを代表して3名の棋譜をご覧ください。
★小学生代表 前景陽さん
★中学生代表 松田彩聖さん
★高校生代表 永田大和さん
今年夏に行われた富山ジュニア勢と3棋士(下島八段、大表三段、長徳三段)とのネット対局の報告です。 こちらも廣田会長の想いのこもった記事をお楽しみください。
棋士にチャレンジ
令和3年8月22日~
今夏、開催されたジュニアたちの全国大会は、高校生は、個人戦と団体戦両方が行われたが、小・中学生は個人戦だけだったのは残念。
それでも念願の代表になって、出場できた人はまだ良かったが、(コロナ下にあり、致し方ないことだが)かなり多くの代表者たちが出場を断念せざるを得なかった。
また参加したとしても、本人はもとより、特にご家族の方も、大会中だけでなくその後のかなり長い自粛期間も含めて、気が気ではなかったと思う。
参加した人たちも不参加を決めた人たちにとっても、本当に気の休まらない夏だったことだろう、ご苦労様でした。
大会に同行された保護者の観点からのレポートは当ブログ「あさとの夏」に詳しく掲載されているので、ぜひご一読ください。
記事はコチラ
当地でも、高校生1名、中学生1名、小学生2名は不参加となった。
みなさん、大会直前まで情勢をみながらの苦渋の決断だった。
ともあれ、無事に大会は終了した。が、夢にまで見た全国大会、不参加だったジュニアたちは寂しい思いをしていることだ。
そんな彼らを少しでも元気づけられないか、ということで企画したのが「棋士へのチャレンジ」。
代表者たちは下島陽平八段、大表拓都三段、長徳徹志三段の三棋士とそれぞれ1局ずつ、計3局ずつ対局する。
そしてちょうどよい機会なので、代表にはなれなかったが、希望するジュニアたちも、好きな棋士と1局指導碁をプレゼントすることにした。期間は9月末までの約1か月半。
棋士のみなさんも、みなさんジュニアの時には、全国大会を経験している。
中でも大表三段は、中学生、高校生で全国大会の優勝者だ。
きっと対局の中で、有意義なアドバイスもしてくれることだろう。
同時に棋士のみなさんも今でも十分にお若いが(笑)ジュニアたちの元気の良い碁を相手にして、気持ちがリフレッシュできればなお幸いだ。
ただ、まだまだネット対局は浸透していないのか、筆者が期待していたよりは希望者が少なかったのは少々残念だった。
が、それでも代表者たちレベルは、「先で逆コミ30目」を中心にして全30局ほど、それぞれ有意義な手談を交わせたのではないだろうか。掲載した棋譜に彼らの強い想いがこもっているように見える。
ジュニア年代で高段者レベルに達したことは本当に素晴らしい。
彼らの並々ならぬ努力に敬意を表したい。
筆者などは、小学生の頃に囲碁に出会っていたが、高1の春にようやくシチョウを覚えたレベルだった。それでも今以上にもっと高みを目指したいときは、まだまだ勉強しないといけないのだろう。強くなるための方法をうかがったので、紹介しておきたい。
大表三段「囲碁が好きでいることが一番。そのうえで詰碁を頑張ってほしい。初手を当てるだけでなくその後の読みを鍛えて、(基本問題で良いので)問題を見ると瞬時に手順が浮かぶような練習を繰り返すと良い」
長徳三段「自分の打った碁を打ちっぱなしにしないで、振り返るとよいと思います。自分が小学生の頃は、碁会所で打った碁をほとんどすべて自宅に帰った後、棋譜につけていました。今でもノートが何冊も残っています」
記事: 廣田 徹
■各年代のジュニアを代表して3名の棋譜をご覧ください。
★小学生代表 前景陽さん
★中学生代表 松田彩聖さん
★高校生代表 永田大和さん